QUESTION 01 / THE RANKING
住み続けたい街TOP20はどこか
偏差値80台は葉山町だけ、70台は鎌倉市・逗子市・武蔵野市・足柄上郡開成町・目黒区・茅ヶ崎市の6自治体で、8位以下が60台です。湘南・三浦(葉山町・鎌倉市・逗子市・茅ヶ崎市・藤沢市・大磯町)、都心の区(目黒区・中央区・文京区・渋谷区・港区)、文教・郊外の市(武蔵野市・国立市・印西市・浦安市・開成町)、横浜(西区・都筑区・中区)、そして浦和区という構成です。
FIG. 01住み続けたい街(自治体)ランキング2026 首都圏TOP20(偏差値)首都圏TOP20さいたま市の区
横にスクロールできます
いい部屋ネット 街の幸福度&住み続けたい街ランキング2026<首都圏版>の公表値を再構成。偏差値は首都圏229自治体の中での位置で、50が平均。
浦和区の偏差値65.4は港区と同じ値で、17位渋谷区(66.3)、20位横浜市中区(64.8)と同じ帯です。昨年の15位からは順位を下げましたが、偏差値65以上を保っています。
QUESTION 02 / STAY × LIVABILITY
住み続けたい街は、住みここちの良い街と同じか
同じ調査の「街の住みここち」(住環境の総合評価)偏差値を横軸に、「住み続けたい」偏差値を縦軸に置きました。両方が公表されている96自治体です。
FIG. 02住み続けたい街 × 街の住みここち(自治体・偏差値)首都圏の自治体さいたま市の区
横にスクロールできます
いい部屋ネット 街の幸福度&住み続けたい街ランキング2026<首都圏版>および同社「街の住みここちランキング2026 首都圏版」の公表値を再構成。横軸・縦軸とも偏差値(50が首都圏平均)。薄い点はラベルのない自治体。
住み続けたいの上位で住みここちが20位より下なのは三浦郡葉山町(住み続けたい1位・住みここち31位)、逗子市(住み続けたい3位・住みここち55位)、足柄上郡開成町(住み続けたい5位・住みここち49位)、茅ヶ崎市(住み続けたい7位・住みここち51位)。逆に住みここちTOP10で住み続けたいが15位より下なのは渋谷区(住みここち8位・住み続けたい17位)、港区(住みここち5位・住み続けたい18位)です。利便性の評価(住みここち)と定住意向(住み続けたい)は別の軸で、湘南の町は後者だけが高く、都心の区は前者が高い、という分かれ方をします。浦和区は住みここち11位・住み続けたい19位で、両方が上位側にある少数の自治体です。
QUESTION 03 / SAITAMA
さいたま市の区は、どこにいるか
さいたま市の10区のうち、住み続けたいの順位が公表されている(偏差値50以上)のは7区です。
FIG. 03住み続けたい街(自治体):さいたま市の区の偏差値- 19位 浦和区昨年15位65.4
- 36位 緑区昨年34位58.8
- 38位 北区昨年39位58.8
- 39位 大宮区昨年35位58.6
- 63位 さいたま市中央区昨年63位54.8
- 67位 南区昨年70位54.3
- 88位 見沼区昨年87位52.2
いい部屋ネット 街の幸福度&住み続けたい街ランキング2026<首都圏版>の公表値を再構成。西区・桜区・岩槻区は偏差値50未満または回答者不足で順位が公表されていません。
さいたま市の区:住み続けたい・幸福度・住みここち・誇り・愛着の順位| 自治体 | 街の幸福度 | 住み続けたい | 住みここち | 誇りがある | 愛着がある |
|---|
| 浦和区 | 11位(64.2) | 19位(65.4) | 11位(65.3) | 18位 | 21位 |
|---|
| 緑区 | 52位(57.3) | 36位(58.8) | 53位(57.8) | — | — |
|---|
| 北区 | 67位(55.7) | 38位(58.8) | 41位(59.1) | — | — |
|---|
| 大宮区 | 71位(55.4) | 39位(58.6) | 40位(59.3) | — | — |
|---|
| さいたま市中央区 | 38位(58.1) | 63位(54.8) | 38位(59.5) | — | — |
|---|
| 南区 | 18位(61.8) | 67位(54.3) | 47位(58.1) | 54位 | 75位 |
|---|
| 見沼区 | 36位(58.5) | 88位(52.2) | 86位(54.6) | — | — |
|---|
順位は首都圏229自治体の中での位置(偏差値50以上のみ公表)。誇り・愛着の順位は報告書のTOP20表に載る自治体のみ。「—」は公表がない、または表に載っていないことを示します。
浦和区19位に続くのは緑区36位・北区38位・大宮区39位で、この3区は偏差値58〜59に並びます。SUUMOの住み続けたい街で大宮区が首都圏8位だったのに対し、大東建託の調査では39位です。この差は調査方法の違いから生じるもので、別記事で詳しく比べています。
QUESTION 04 / PRICE
住み続けたい街は、いくらで買える街か
TOP20の各自治体で2023〜2025年に成約した、専有面積60㎡以上80㎡未満の中古マンション総額、宅地(土地)の㎡単価、戸建て(土地と建物)の総額の中央値です。開成町は中古マンションの成約が8件未満のため、土地と戸建てだけを載せています。
FIG. 04住み続けたい街の偏差値と、60㎡以上80㎡未満の中古マンション総額(直近3年)住み続けたいTOP20さいたま市の区
横にスクロールできます
縦軸は各自治体で2023〜2025年に成約した専有面積60㎡以上80㎡未満の中古マンション総額の中央値。横軸は住み続けたい街の偏差値。8件未満の自治体は表示していません。
総額中央値が低い側は印西市850万円、中郡大磯町2,800万円、逗子市3,450万円、高い側は港区11,000万円、渋谷区11,000万円、中央区9,500万円。偏差値の高い湘南の3自治体(葉山町5,100万円・鎌倉市3,900万円・逗子市3,450万円)は、目黒区(9,000万円)・中央区(9,500万円)の6割以下です。浦和区の5,550万円は19自治体中、安い順に12番目で、武蔵野市(6,200万円)・国立市(4,400万円)と同じ帯です。
FIG. 05宅地(土地)の㎡単価の中央値(直近3年)- 18位 港区東京都291.4万円/㎡土地110㎡・戸建て40,000万円(n=315)
- 8位 中央区東京都239.5万円/㎡土地78㎡・戸建て32,000万円(n=197)
- 17位 渋谷区東京都167.3万円/㎡土地120㎡・戸建て21,000万円(n=495)
- 10位 文京区東京都133.3万円/㎡土地85㎡・戸建て13,000万円(n=463)
- 6位 目黒区東京都118.0万円/㎡土地105㎡・戸建て13,000万円(n=741)
- 4位 武蔵野市東京都70.0万円/㎡土地150㎡・戸建て8,400万円(n=319)
- 19位 さいたま市浦和区埼玉県49.2万円/㎡土地130㎡・戸建て5,200万円(n=591)
- 13位 浦安市千葉県44.9万円/㎡土地155㎡・戸建て6,300万円(n=462)
- 12位 横浜市西区神奈川県42.9万円/㎡土地110㎡・戸建て5,400万円(n=340)
- 11位 国立市東京都39.0万円/㎡土地130㎡・戸建て6,000万円(n=253)
- 20位 横浜市中区神奈川県32.2万円/㎡土地120㎡・戸建て5,200万円(n=475)
- 14位 横浜市都筑区神奈川県29.8万円/㎡土地210㎡・戸建て6,500万円(n=530)
- 15位 藤沢市神奈川県25.8万円/㎡土地155㎡・戸建て4,800万円(n=2,028)
- 1位 三浦郡葉山町神奈川県22.1万円/㎡土地180㎡・戸建て4,700万円(n=187)
- 7位 茅ヶ崎市神奈川県21.9万円/㎡土地145㎡・戸建て4,100万円(n=1,272)
- 3位 逗子市神奈川県21.9万円/㎡土地165㎡・戸建て4,000万円(n=443)
- 2位 鎌倉市神奈川県21.2万円/㎡土地200㎡・戸建て5,000万円(n=1,044)
- 16位 中郡大磯町神奈川県9.5万円/㎡土地185㎡・戸建て2,800万円(n=190)
- 9位 印西市千葉県8.6万円/㎡土地210㎡・戸建て3,700万円(n=551)
- 5位 足柄上郡開成町神奈川県8.1万円/㎡土地220㎡・戸建て2,900万円(n=81)
2023〜2025年に成約した宅地(土地)の㎡単価の中央値。カッコ内は土地面積の中央値と、戸建て(土地と建物)の総額中央値。都心の区は事業用地を含みます。
土地は足柄上郡開成町8.1万円/㎡から港区291.4万円/㎡まで。湘南の3自治体は20万円/㎡台で土地面積の中央値が165〜200㎡、浦和区は49.2万円/㎡で130㎡です。同じ「住み続けたい」上位でも、広い土地に戸建てで住む街と、マンションで住む街に分かれます。
QUESTION 05 / MOVEMENT
昨年からどう動いたか
昨年(2025年)と今年の順位を結びました。国立市(19位→11位)、中郡大磯町(21位→16位)、中央区(12位→8位)が上がり、印西市(4位→9位)、藤沢市(11位→15位)、浦和区(15位→19位)が下がっています。1位葉山町、2位鎌倉市、3位逗子市は昨年と同じ順位です。
FIG. 06住み続けたい街(自治体)TOP20:2025年→2026年の順位横にスクロールできます
いい部屋ネット 街の幸福度&住み続けたい街ランキング2026<首都圏版>の公表値(順位・昨年順位)を再構成。縦の目盛りは順位の平方根で圧縮。
浦和区は15位から19位へ下がりましたが、偏差値は65.4でTOP20に残っています。大宮区は35位から39位でした。
SUMMARY
まとめ:住み続けたい街の上位は「海と山の町」、浦和区は都心の区と同じ帯
5つの問いの答え| 問い | 答え |
|---|
| TOP20はどこか | 葉山町・鎌倉市・逗子市が昨年と同じTOP3(葉山町は6年連続1位)。浦和区19位(65.4)は港区と同じ偏差値 |
|---|
| 住みここちと同じか | 別の軸。湘南は住み続けたいだけ、都心は住みここちが高い。浦和区は両方上位(11位/19位) |
|---|
| さいたま市の区は | 浦和区19位、緑区36位、北区38位、大宮区39位 |
|---|
| いくらの街か | 湘南3自治体は60〜80㎡で3,450〜5,100万円。浦和区5,550万円、土地49.2万円/㎡ |
|---|
| 昨年から | 浦和区15位→19位。上位3自治体は変わらず |
|---|
この記事のまとめ大東建託の「住み続けたい街」は、湘南・三浦の町が上位を占め、都心の区は住みここちで高く、住み続けたいでは中位に下がります。浦和区は住みここち・住み続けたい・幸福度の3つで20位以内に入る、さいたま市で唯一の区です。価格は湘南の町より高く都心の区より低い帯にあり、「利便性の街」と「定住の街」の両方の性格を持つ位置にいます。
同じ調査の「街の幸福度」自治体TOP20(浦和区11位・南区18位)を相場で読む→SUUMOと大東建託の「住み続けたい街」を同じ自治体で比べる→浦和区の土地・中古マンション・戸建てを20年で見る→HOW TO READ
使った数字と読み方
ランキングの順位・偏差値・評点は、大東建託株式会社(大東建託賃貸未来研究所)が2026年9月2日に公表した「いい部屋ネット 街の幸福度&住み続けたい街ランキング2026<首都圏版>」の報告書と、同社「住みここちランキング」WEBサイトの順位表の値をそのまま引いています。回答者50名以上の自治体が対象(229自治体)。偏差値50以上のみ順位を公表。回答は2022〜2026年の5年分を累積(2026年調査は2026年2月10日〜3月22日)で、累計250,879名です。街の幸福度は、「全体としてみて、あなたは現在、幸せですか」を1〜10点で聞き、平均を10倍して100点満点に換算した評点と、その偏差値。住み続けたい街は、「今住んでいる街に、ずっと住んでいたいと思う」を5段階(そう思う100点〜そう思わない0点)で聞いた平均の評点と、その偏差値。
相場は、国土交通省の不動産取引価格情報・成約価格情報を自治体全域(市区町村コード単位)で集計しました。中古マンションは円/㎡(中古マンション等、成約価格・取引価格の合算)と専有面積60㎡以上80㎡未満の総額、土地は宅地(土地)の㎡単価の中央値と土地面積の中央値、戸建ては宅地(土地と建物)の取引総額の中央値で、いずれも2023〜2025年の中央値。件数8件未満は算出しない(null)。自治体ごとに取引の構成(築年・広さ・駅距離)は揃えていないので、水準の目安として読んでください。都心の区の戸建て総額は事業用地を含む高額取引の影響を受けます。
集計に含めた町と件数を見る
住所と面積から価格の目安を見る→